週次 日本株式市場レポート

対象期間:2026年10月26日(月)〜10月30日(金)の週

作成・最終データ確認日:2026年10月31日 / 日本株は10月30日終値 / 取引は5営業日

今週のひとことまとめ
・日経平均は週間596.95円高(+0.95%)の63,290.11円。3週ぶりの上昇でした。
・火曜から木曜は上昇しましたが、金曜は1,369.36円安と反落しました。
・TOPIXは−0.02%、グロース250は+3.44%。33業種中17業種が上昇、16業種が下落しました。

まずはここだけ3分でわかる、今週の日本株

むずかしい言葉を使わず、今週の市場を3ステップで説明します。

1
今週、なにが起きた?

日本の代表的な225社の株価をまとめた日経平均は、前の金曜日より約597円上がりました。火曜から木曜に持ち直しましたが、金曜は大きく下がりました。今週は月曜から金曜まで5日間の取引でした。

2
どうして、こういう動きに?

株探の解説では、週の途中はAIや半導体の株を買い直す動きがありました。一方、金曜は米国企業の決算への失望が売りにつながったとされています。日経平均が上がっても、すべての株が上がったわけではありません。

3
わたしたちは、どうすれば?

合言葉は「あわてず長期目線」です。上がった日も下がった日も、生活費を確保しているか、同じ分野に投資が偏っていないか確かめましょう。長期保有や分散でも、損失を防ぐ保証はありません。

①②は市場データ・市況記事に基づく説明、③は筆者の一般的な考え方です。

出典:日経平均プロフィル・日次データ、株探・週間市況(10/31)。

2主要指数の動き

ひとことメモ:終値は取引が終わった時の値。前週比は10月23日終値との比較です。

日経平均株価
63,290.11 円
▲ +596.95円(+0.95%)上昇
TOPIX(東証株価指数)
3,965.07 ポイント
▼ −0.74ポイント(−0.02%)下落
グロース市場250
780.53 ポイント
▲ +25.93ポイント(+3.44%)上昇

「円」と「ポイント」の違い:日経平均は株価をもとに計算するため「円」、TOPIX・グロース250・S&P500は基準に対する水準なので「ポイント」で表します。日経平均の数字は、その金額で225社を買えるという意味ではありません。オルカンの「円」は投資信託1万口あたりの基準価額です。違う指数の数字の大きさを比べず、変化率(%)で見比べましょう。

📊 今週の3指数の比較(前週比%)

日経平均 +0.95%、TOPIX −0.02%、グロース250 +3.44%

▲ 赤い棒は上昇、▼ 青い棒は下落。10月23日から10月30日までの変化率で、配当を含めた投資成果ではありません。

📈 今週の日経平均(毎日の終値・円)

10/26(月) 62,189.65円、10/27(火) 63,268.37円、10/28(水) 63,954.19円、10/29(木) 64,659.47円、10/30(金) 63,290.11円

月曜は503.51円安、火曜は1,078.72円高、水曜は685.82円高、木曜は705.28円高、金曜は1,369.36円安。金曜の青い点は前日比の下落を示します。

📈 今週のTOPIX(毎日の終値・ポイント)

10/26(月) 3,972.98ポイント、10/27(火) 3,997.37ポイント、10/28(水) 3,991.71ポイント、10/29(木) 4,003.28ポイント、10/30(金) 3,965.07ポイント

金曜は前日より38.21ポイント下落。前週末からの下落は0.74ポイントです。前日比と前週比を区別して見ましょう。

日次終値の確認表(10/26〜10/30・5営業日)
日付日経平均(円)TOPIX(ポイント)
10/26(月)62,189.653,972.98
10/27(火)63,268.373,997.37
10/28(水)63,954.193,991.71
10/29(木)64,659.474,003.28
10/30(金)63,290.113,965.07

出典:日経平均プロフィル・日次データ、Yahoo!ファイナンス・TOPIX時系列、株探・グロース250時系列。比較元の10/23は日経62,693.16円、TOPIX 3,965.81ポイント、グロース250 754.60ポイント。前週比は終値から再計算し、小数第2位に丸めています。

🔭 長期でみる(日本の3指数・週ごとの記録)

毎週の終値を1点ずつ追加しています。軸の目盛りはグラフごとに違うため、線の傾きだけで優劣は比べられません。長期グラフの赤い点は最新の記録を示し、上昇を意味するものではありません。

🗾 日経平均(円)

週ごとの日経平均終値

📊 TOPIX(ポイント)

週ごとのTOPIX終値

🌱 グロース市場250(ポイント)

週ごとのグロース250終値

今週の追加分は上記出典。過去分の出典は各週のレポートをご確認ください。

3値上がり・値下がりの動き

株探の週間ランキングから各上位3件を掲載。10月23日から10月30日の終値の変化です。順位は元記事の掲載順に従っています。

▲ 値上がり上位3件(上昇)

順位銘柄(コード)週間上昇率
1サークレイス(5029)▲ +83.1%
2アサヒエイト(5341)▲ +80.3%
3VLCセキュ(2467)▲ +37.9%

▼ 値下がり上位3件(下落)

順位銘柄(コード)週間下落率
1HEROZ(4382)▼ −28.8%
2トーメンデバ(2737)▼ −25.5%
3GMOプラ(5250)▼ −23.4%

銘柄名は元記事の略称。株式分割などを考慮した値です。元のランキングにはETF(取引所で売買する投資信託)も含まれ、企業株だけの全市場順位ではありません。上位だから今後も上がる、下位だから割安、という意味ではありません。

出典:株探の元記事(10/31配信):週間値上がり率・週間値下がり率。対象4,309銘柄。値上がり率の元記事には「地方銘柄は除く」との記載と名証銘柄の掲載が併存するため、対象範囲を独自に広げず掲載順を紹介しています。個別の値動きの原因はこの表では断定していません。

業種ごとの上げ下げ

東証33業種のうち上昇17業種、下落16業種。海運業・鉱業・空運業が上昇率の上位、機械・電気機器・食料品が下落率の上位でした。

📊 業種別週間騰落率(上昇・下落各上位3業種)

海運業 +6.04%、鉱業 +4.86%、空運業 +4.34%、食料品 −1.58%、電気機器 −2.32%、機械 −2.45%

▲ 上昇:海運業 +6.04%、鉱業 +4.86%、空運業 +4.34%。
▼ 下落:機械 −2.45%、電気機器 −2.32%、食料品 −1.58%。

出典:株探・週間業種別ランキング。金曜1日だけの変化ではなく、10月23日と30日の終値の比較です。

4注目ニュース・来週の見通し

出典:株探・週間市況(10/31)。背景説明は市況記事の見方であり、原因を一つに断定するものではありません。

日本市場が閉まった後:米国現地10月30日のS&P500は7,580.07ポイント、前日比140.32ポイント安(−1.82%)でした。この米国市場の結果は金曜の日本株終値にはまだ反映されていません。

出典:野村證券・ニューヨーク株式市況。

ひとことメモ:雇用統計は、仕事に就いている人や仕事を探している人の状況をまとめたものです。予定があること自体は株価の上昇を予測する材料ではありません。

出典:JPX・休業日、米FEC・選挙日程、米BLS・11月公表予定。予定は変更される場合があります。来週の全イベントを網羅するものではありません。

5長期投資へのアドバイス(初心者向け)

今週の合言葉は「上げ下げに振り回されず、家計と投資の偏りを確認」。

短い間に株価が上がったり下がったりすると、不安になりやすいものです。ただ、短い期間の動きだけで方針を大きく変える前に、投資する目的とお金を使うまでの期間を確認しましょう。投資先がいくつあっても、同じ分野に偏っていれば一緒に下がる場合があります。

生活費や近く使うお金は投資資金と分けて考えることが基本です。分散や積立は元本や利益を保証する方法ではありません。以下は筆者の一般的な考え方です。

🇺🇸 S&P500(ポイント・週末終値)

週ごとのS&P500終値

🌍 オルカン(円・1万口あたりの基準価額)

週ごとのオルカン基準価額
指標10/30の値前週比
S&P5007,580.07
ポイント
▼ −0.57%
下落
オルカン37,716円▲ +1.49%
上昇

S&P500は米国現地10/30の終値、オルカンは日本の10/30の基準価額です。海外市場・為替を取り込む時点が異なり、同じ時間の値を比べているわけではありません。S&P500の指数騰落率は円建て投資信託の運用成績とは異なります。長期グラフの赤い点は最新値を示し、上昇の意味ではありません。

出典:野村證券・米国市場、毎日経済・S&P500時系列、Yahoo!ファイナンス・オルカン時系列。比較元の10/23は7,623.68ポイント・37,162円。前週比はそれぞれ−43.61ポイント・+554円で、変化率は再計算しています。

ひとことメモ:インデックス投資は、市場の値動きをまとめた指数への連動を目指す商品に投資する方法です。オルカンはeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の愛称です。

【筆者の個人的な考え】
私は、一社の将来を当て続けるよりも、全世界株式や米国株式の指数に連動する投資の仕組みに関心があります。オルカンは世界の株、S&P500連動商品は米国の株に投資するため、投資先は同じではありません。どちらにも値下がりや為替のリスクがあり、広く投資していても同時に下がることがあります。「あわてず・長く」という姿勢も、自分の家計と目的に合うことが前提です。

これは筆者個人の考えの紹介で、特定商品の購入を勧めるものではありません。

今回の確認状況:掲載した主要指数・日次終値・週間ランキング・業種別騰落率・S&P500・オルカンの数値に空欄はありません。ランキング3記事とTOPIX・オルカン時系列の元ページを直接確認しました。ランキングの対象範囲に関する元記事内の不一致は表の下に注記しました。
本レポートは情報提供を目的としたもので、投資の勧誘や特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。
数値・予定は取得時点の情報です。ご利用前に取引所や運用会社などの最新情報をご確認ください。