週次 日本株式市場レポート

対象期間:2026年10月19日(月)〜10月23日(金)の週

作成・最終データ確認日:2026年10月25日 / 日本株は10月23日終値 / 取引は5営業日

今週のひとことまとめ
・日経平均は週間2,631.13円安(−4.03%)の62,693.16円。2週続落でした。
・水曜に反発しましたが、木曜は1,713.40円安、金曜も214.68円安でした。
・TOPIXは−2.46%、グロース250は−3.15%。33業種中15業種が上昇、18業種が下落しました。

まずはここだけ3分でわかる、今週の日本株

むずかしい言葉を使わず、今週の市場を3ステップで説明します。

1
今週、なにが起きた?

日本の代表的な225社の株価をまとめた日経平均は、前の金曜日より約2,631円下がりました。水曜は持ち直したものの、木曜と金曜は再び下落。今週は月曜から金曜まで5日間の取引でした。

2
どうして、こういう動きに?

株探の市況解説では、AI関連企業のお金のやりくりへの心配が残り、AIや半導体の株が売られたとされています。一方、鉱業や不動産業などは上昇し、業種によって動きは分かれました。

3
わたしたちは、どうすれば?

合言葉は「あわてず長期目線」です。下がったからと急いで買い増す前に、生活費を確保しているか、同じ分野に投資が偏っていないか確かめましょう。長期保有や分散でも、損失を防ぐ保証はありません。

①②は市場データ・市況記事に基づく説明、③は筆者の一般的な考え方です。

出典:日経平均プロフィル・日次データ、株探・週間市況(10/24)。

2主要指数の動き

ひとことメモ:終値は取引が終わった時の値。前週比は10月16日終値との比較です。

日経平均株価
62,693.16 円
▼ −2,631.13円(−4.03%)下落
TOPIX(東証株価指数)
3,965.81 ポイント
▼ −100.19ポイント(−2.46%)下落
グロース市場250
754.60 ポイント
▼ −24.58ポイント(−3.15%)下落

「円」と「ポイント」の違い:日経平均は株価をもとに計算するため「円」、TOPIX・グロース250・S&P500は基準に対する水準なので「ポイント」で表します。日経平均の数字は、その金額で225社を買えるという意味ではありません。オルカンの「円」は投資信託1万口あたりの基準価額です。違う指数の数字の大きさを比べず、変化率(%)で見比べましょう。

📊 今週の3指数の比較(前週比%)

日経平均 −4.03%、TOPIX −2.46%、グロース250 −3.15%

▼ 青い棒は下落。10月16日から10月23日までの変化率で、配当を含めた投資成果ではありません。

📈 今週の日経平均(毎日の終値・円)

10/19(月) 64,916.70円、10/20(火) 64,075.42円、10/21(水) 64,621.24円、10/22(木) 62,907.84円、10/23(金) 62,693.16円

月曜は407.59円安、火曜は841.28円安、水曜は545.82円高、木曜は1,713.40円安、金曜は214.68円安。金曜の青い点は前日比の下落を示します。

📈 今週のTOPIX(毎日の終値・ポイント)

10/19(月) 4,067.48ポイント、10/20(火) 4,009.21ポイント、10/21(水) 4,043.73ポイント、10/22(木) 3,997.50ポイント、10/23(金) 3,965.81ポイント

金曜は前日より31.69ポイント下落。前週末からの下落は100.19ポイントです。前日比と前週比を区別して見ましょう。

日次終値の確認表(10/19〜10/23・5営業日)
日付日経平均(円)TOPIX(ポイント)
10/19(月)64,916.704,067.48
10/20(火)64,075.424,009.21
10/21(水)64,621.244,043.73
10/22(木)62,907.843,997.50
10/23(金)62,693.163,965.81

出典:日経平均プロフィル・日次データ、Yahoo!ファイナンス・TOPIX時系列、株探・グロース250時系列。比較元の10/16は日経65,324.29円、TOPIX 4,066.00ポイント、グロース250 779.18ポイント。前週比は終値から再計算し、小数第2位に丸めています。

🔭 長期でみる(日本の3指数・週ごとの記録)

毎週の終値を1点ずつ追加しています。軸の目盛りはグラフごとに違うため、線の傾きだけで優劣は比べられません。長期グラフの赤い点は最新の記録を示し、上昇を意味するものではありません。

🗾 日経平均(円)

週ごとの日経平均終値

📊 TOPIX(ポイント)

週ごとのTOPIX終値

🌱 グロース市場250(ポイント)

週ごとのグロース250終値

今週の追加分は上記出典。過去分の出典は各週のレポートをご確認ください。

3値上がり・値下がりの動き

株探の週間ランキングから各上位3件を掲載。10月16日から10月23日の終値の変化です。順位は元記事の掲載順に従っています。

▲ 値上がり上位3件(上昇)

順位銘柄(コード)週間上昇率
1GMOプラ(5250)▲ +69.6%
2オンデック(7360)▲ +50.8%
3ユビAI(3858)▲ +40.0%

▼ 値下がり上位3件(下落)

順位銘柄(コード)週間下落率
1アクセルM(3624)▼ −50.0%
2Wディッシュ(2901)▼ −37.7%
3BCC(7376)▼ −31.1%

銘柄名は元記事の略称。株式分割などを考慮した値です。元のランキングにはETF(取引所で売買する投資信託)も含まれ、企業株だけの全市場順位ではありません。上位だから今後も上がる、下位だから割安、という意味ではありません。

出典:株探の元記事(10/24配信):週間値上がり率・週間値下がり率。対象4,309銘柄。値上がり率の元記事には「地方銘柄は除く」との記載と名証銘柄の掲載が併存するため、対象範囲を独自に広げず掲載順を紹介しています。個別の値動きの原因はこの表では断定していません。

業種ごとの上げ下げ

東証33業種のうち上昇15業種、下落18業種。鉱業・不動産業・医薬品が上昇率の上位、非鉄金属・銀行業・ガラス・土石が下落率の上位でした。

📊 業種別週間騰落率(上昇・下落各上位3業種)

鉱業 +4.26%、不動産業 +3.66%、医薬品 +2.80%、ガラス・土石 −6.20%、銀行業 −6.24%、非鉄金属 −11.02%

▲ 上昇:鉱業 +4.26%、不動産業 +3.66%、医薬品 +2.80%。
▼ 下落:非鉄金属 −11.02%、銀行業 −6.24%、ガラス・土石 −6.20%。

出典:株探・週間業種別ランキング。金曜1日だけの変化ではなく、10月16日と23日の終値の比較です。

4注目ニュース・来週の見通し

出典:株探・週間市況(10/24)。背景説明は市況記事の見方であり、原因を一つに断定するものではありません。

日本市場が閉まった後:米国現地10月23日のS&P500は7,623.68ポイント、前日比39.75ポイント安(−0.52%)でした。野村證券の解説では中東情勢・原油高への警戒も挙げられています。この米国市場の結果は金曜の日本株終値にはまだ反映されていません。

出典:野村證券・ニューヨーク株式市況。

ひとことメモ:金融政策は、中央銀行がお金の流れや金利を調整する取り組みです。会合の日程は値上がりを予測するものではありません。発表内容を見て落ち着いて受け止めましょう。

出典:日本銀行・公表予定(10/23更新)、米FRB・FOMC会合予定。予定は変更される場合があります。来週の全イベントを網羅するものではありません。

5長期投資へのアドバイス(初心者向け)

今週の合言葉は「値下がりの大きさより、家計と投資の偏りを確認」。

指数が続けて下がると不安になりやすいものです。ただ、短い期間の動きだけで方針を大きく変える前に、投資する目的とお金を使うまでの期間を確認しましょう。投資先がいくつあっても、同じ分野に偏っていれば一緒に下がる場合があります。

生活費や近く使うお金は投資資金と分けて考えることが基本です。分散や積立は元本や利益を保証する方法ではありません。以下は筆者の一般的な考え方です。

🇺🇸 S&P500(ポイント・週末終値)

週ごとのS&P500終値

🌍 オルカン(円・1万口あたりの基準価額)

週ごとのオルカン基準価額
指標10/23の値前週比
S&P5007,623.68
ポイント
▼ −0.47%
下落
オルカン37,162円▼ −2.01%
下落

S&P500は米国現地10/23の終値、オルカンは日本の10/23の基準価額です。海外市場・為替を取り込む時点が異なり、同じ時間の値を比べているわけではありません。S&P500の指数騰落率は円建て投資信託の運用成績とは異なります。長期グラフの赤い点は最新値を示し、上昇の意味ではありません。

出典:野村證券・米国市場、毎日経済・S&P500時系列、Yahoo!ファイナンス・オルカン時系列。比較元の10/16は7,659.44ポイント・37,926円。前週比はそれぞれ−35.76ポイント・−764円で、変化率は再計算しています。

ひとことメモ:インデックス投資は、市場の値動きをまとめた指数への連動を目指す商品に投資する方法です。オルカンはeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の愛称です。

【筆者の個人的な考え】
私は、一社の将来を当て続けるよりも、全世界株式や米国株式の指数に連動する投資の仕組みに関心があります。オルカンは世界の株、S&P500連動商品は米国の株に投資するため、投資先は同じではありません。どちらにも値下がりや為替のリスクがあり、広く投資していても同時に下がることがあります。「あわてず・長く」という姿勢も、自分の家計と目的に合うことが前提です。

これは筆者個人の考えの紹介で、特定商品の購入を勧めるものではありません。

今回の確認状況:掲載した主要指数・日次終値・週間ランキング・業種別騰落率・S&P500・オルカンの数値に空欄はありません。ランキング3記事とTOPIX・オルカン時系列の元ページを直接確認しました。日銀の決定内容公表時刻は公式発表が未定のため「未定」と記載しています。ランキングの対象範囲に関する元記事内の不一致は表の下に注記しました。
本レポートは情報提供を目的としたもので、投資の勧誘や特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。
数値・予定は取得時点の情報です。ご利用前に取引所や運用会社などの最新情報をご確認ください。