週次 日本株式市場レポート

対象期間:2026年10月12日(月)〜10月16日(金)の週

作成・最終データ確認日:2026年10月18日 / 日本株は10月16日終値 / 取引は4営業日

今週のひとことまとめ
・日経平均は週間3,706.63円安(−5.37%)の65,324.29円でした。
・木曜に大きく下げ、金曜は898.34円高。反発しても、週間では下落です。
・TOPIXは−0.95%、グロース250は−3.40%。33業種のうち20業種は上昇しました。

まずはここだけ3分でわかる、今週の日本株

むずかしい言葉を使わず、今週の市場を3ステップで説明します。

1
今週、なにが起きた?

日本の代表的な225社の株価をまとめた日経平均は、前の金曜日より約3,707円下がりました。金曜には持ち直しましたが、1週間の下げを取り戻すには届きませんでした。10月12日はスポーツの日でお休みのため、取引は火曜から金曜の4日だけです。

2
どうして、こういう動きに?

株探の市況解説では、アメリカの物価上昇や、AI関連企業がお金を返せるかという心配が、株を売る動きにつながったとされています。ただし、すべての会社が同じように下がったわけではありません。

3
わたしたちは、どうすれば?

合言葉は「あわてず長期目線」です。大きく下がったからすぐ買う、1日戻ったから安心する、と決めず、使う予定のお金を投資に回していないか確かめましょう。長く保有することも、損失を防ぐ保証にはなりません。

①②は市場データ・市況記事に基づく説明、③は筆者の一般的な考え方です。

出典:日経平均プロフィル・日次データ、株探・週間市況(10/17)、JPX・休業日一覧。

2主要指数の動き

ひとことメモ:終値は取引が終わった時の値。前週比は10月9日終値との比較です。

日経平均株価
65,324.29 円
▼ −3,706.63円(−5.37%)下落
TOPIX(東証株価指数)
4,066.00 ポイント
▼ −38.81ポイント(−0.95%)下落
グロース市場250
779.18 ポイント
▼ −27.44ポイント(−3.40%)下落

「円」と「ポイント」の違い:日経平均は株価をもとに計算するため「円」、TOPIX・グロース250・S&P500は基準に対する水準なので「ポイント」で表します。日経平均の数字は、その金額で225社を買えるという意味ではありません。オルカンの「円」は投資信託1万口あたりの基準価額です。違う指数の数字の大きさを比べず、変化率(%)で見比べましょう。

📊 今週の3指数の比較(前週比%)

日経平均 −5.37%、TOPIX −0.95%、グロース250 −3.40%

▼ 青い棒は下落。10月9日から10月16日までの変化率で、配当を含めた投資成果ではありません。

📈 今週の日経平均(毎日の終値・円)

10/13(火) 67,777.52円、10/14(水) 67,744.29円、10/15(木) 64,425.95円、10/16(金) 65,324.29円

火曜は1,253.40円安、水曜は33.23円安、木曜は3,318.34円安、金曜は898.34円高でした。金曜の赤い点は前日比の上昇を示します。週間の下落とは比較する期間が違います。

📈 今週のTOPIX(毎日の終値・ポイント)

10/13(火) 4,110.67ポイント、10/14(水) 4,096.78ポイント、10/15(木) 3,999.34ポイント、10/16(金) 4,066.00ポイント

金曜は前日より66.66ポイント上昇しましたが、前週末より38.81ポイント下落。赤い点は前日比の上昇です。

日次終値の確認表(10/13〜10/16・4営業日)
日付日経平均(円)TOPIX(ポイント)
10/13(火)67,777.524,110.67
10/14(水)67,744.294,096.78
10/15(木)64,425.953,999.34
10/16(金)65,324.294,066.00

出典:日経平均プロフィル・日次データ、Yahoo!ファイナンス・TOPIX時系列、株探・グロース250時系列。前週10/9は日経69,030.92円、TOPIX 4,104.81ポイント、グロース250 806.62ポイント。前週比は終値から再計算し、小数第2位に丸めています。

🔭 長期でみる(日本の3指数・週ごとの記録)

毎週の終値を1点ずつ追加しています。軸の目盛りはグラフごとに違うため、線の傾きだけで優劣は比べられません。長期グラフの赤い点は最新の記録を示し、上昇を意味するものではありません。

🗾 日経平均(円)

週ごとの日経平均終値

📊 TOPIX(ポイント)

週ごとのTOPIX終値

🌱 グロース市場250(ポイント)

週ごとのグロース250終値

今週の追加分は上記出典。過去分の出典は各週のレポートをご確認ください。

3値上がり・値下がりの動き

株探の週間ランキングから各上位3件を掲載。10月9日から10月16日の終値の変化です。順位は元記事の掲載順に従っています。

▲ 値上がり上位3件(上昇)

順位銘柄(コード)週間上昇率
1クラスター(4240)▲ +188%
2ウインテスト(6721)▲ +113%
3ショーケース(3909)▲ +73.5%

▼ 値下がり上位3件(下落)

順位銘柄(コード)週間下落率
1エスポア(3260)▼ −87.5%
2コスピブル(2033)▼ −27.7%
3AIメカ(6227)▼ −25.8%

銘柄名と数値の桁数は元記事に合わせています。株式分割などを考慮した値です。コスピブルはETN(指数への連動を目指す上場証券)で、会社の株とは異なります。この表は企業株だけの順位ではありません。上位だから今後も上がる、下位だから割安、という意味ではありません。

出典:株探の元記事(10/17配信):週間値上がり率・週間値下がり率。元記事には「地方銘柄は除く」との記載と名証銘柄の掲載が併存するため、全市場を網羅する順位とは扱わず、掲載順を紹介しています。個別の値動きの原因はこの表では断定していません。

業種ごとの上げ下げ

東証33業種のうち上昇20業種、下落13業種。医薬品・保険業・輸送用機器が上昇率の上位、非鉄金属・電気機器・金属製品が下落率の上位でした。日経平均が下がっても、多くの業種が同時に下がるとは限りません。

📊 業種別週間騰落率(上昇・下落各上位3業種)

医薬品 +6.05%、保険業 +4.79%、輸送用機器 +4.53%、金属製品 −5.72%、電気機器 −6.76%、非鉄金属 −12.51%

▲ 上昇:医薬品 +6.05%、保険業 +4.79%、輸送用機器 +4.53%。
▼ 下落:非鉄金属 −12.51%、電気機器 −6.76%、金属製品 −5.72%。

出典:株探・週間業種別ランキング。10月9日と16日の終値の比較であり、金曜1日だけの騰落率ではありません。

4注目ニュース・来週の見通し

出典:株探・週間市況(10/17)、株探・10/16大引け。背景説明は市況記事の見方であり、原因を一つに断定するものではありません。

日本市場が閉まった後:米国現地10月16日のS&P500は7,659.44ポイント、前日比84.62ポイント安(−1.09%)でした。この結果は金曜の日本株終値にはまだ反映されていません。

出典:野村證券・ニューヨーク株式市況、毎日経済・S&P500時系列。

ひとことメモ:信用不安とは、お金を借りた企業などが約束どおりに返せるかという心配のこと。予定はすべて日本時間で、変更される場合があります。発表は株価上昇を保証するものではありません。

出典:日本銀行・公表予定(10/16更新)、政府統計e-Stat・消費者物価指数の公表予定。掲載した予定は公式ページで確認しました。来週の全イベントを網羅するものではありません。

5長期投資へのアドバイス(初心者向け)

今週の合言葉は「1日の反発と、1週間の結果を分けて見る」。

「金曜は上がった」と「週間では下がった」は両立します。見出しの大きな数字だけで結論を急がず、比較する日付、資金を使う予定、自分が受け止められる値下がりの大きさを確認しましょう。

生活費や近く使うお金は投資資金と分けて考えることが基本です。分散や積立は元本や利益を保証する方法ではありません。以下は筆者の一般的な考え方です。

🇺🇸 S&P500(ポイント・週末終値)

週ごとのS&P500終値

🌍 オルカン(円・1万口あたりの基準価額)

週ごとのオルカン基準価額
指標10/16の値前週比
S&P5007,659.44
ポイント
▼ −1.95%
下落
オルカン37,926円▼ −0.48%
下落

S&P500は米国現地10/16の終値、オルカンは日本の10/16の基準価額です。海外市場・為替を取り込む時点が異なり、同じ時間の値を比べているわけではありません。S&P500の指数騰落率は円建て投資信託の運用成績とは異なります。長期グラフの赤い点は最新値を示し、上昇の意味ではありません。

出典:野村證券・米国市場、毎日経済・S&P500時系列、Yahoo!ファイナンス・オルカン時系列、みんかぶ・オルカン。前週10/9は7,811.54ポイント・38,109円。前週比はそれぞれ−152.10ポイント・−183円で、変化率は再計算しています。

ひとことメモ:インデックス投資は、市場の値動きをまとめた指数への連動を目指す商品に投資する方法です。オルカンはeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の愛称です。

【筆者の個人的な考え】
私は、一社の将来を当て続けるよりも、全世界株式や米国株式の指数に連動する投資の仕組みに関心があります。オルカンは世界の株、S&P500連動商品は米国の株に投資するため、投資先は同じではありません。どちらにも値下がりや為替のリスクがあり、広く投資していても同時に下がることがあります。「あわてず・長く」という姿勢も、自分の家計と目的に合うことが前提です。

これは筆者個人の考えの紹介で、特定商品の購入を勧めるものではありません。

今回の確認状況:掲載した主要指数・日次終値・週間ランキング・業種別騰落率・S&P500・オルカンの数値に空欄はありません。ランキング3記事とオルカン時系列の元ページを直接確認しました。ランキングの対象範囲に関する元記事内の不一致は表の下に注記しました。ニュースの原因を独自に断定するものではありません。
本レポートは情報提供を目的としたもので、投資の勧誘や特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。
数値・予定は取得時点の情報です。ご利用前に取引所や運用会社などの最新情報をご確認ください。