週次 日本株式市場レポート

対象期間:2026年7月6日(月)〜7月10日(金)の週

データ取得日:2026年7月11日 / 個人の情報整理用メモ(非公開)

今週のひとことまとめ
・日経平均は週の半ば(火・水)に大きく下げ、前週末より約1,190円安い6万8,557円で週を終えました(前週比 −1.70%)。
・韓国サムスンの決算不振で半導体株が世界的に売られ、中東(イラン)の不安も重なって急落。木・金は半導体株の買い戻しで持ち直しました。
・下げも戻しも大きい荒い週。ただし大きな流れは崩れておらず、あわてず、長期目線で見ていける週でした。

まずはここだけ3分でわかる、今週の日本株

むずかしい言葉を使わずに、今週の市場を3ステップで説明します。忙しい人は、ここだけ読めば大丈夫です。

1
今週、なにが起きた?

先週7万円近くまで戻っていた日本の株価が、週の真ん中(火・水)で大きく下がりました。木・金には少し取り戻しましたが、結局、先週末より少し下がって週を終えました(日経平均で6万8千円台)。日経平均は「日本の代表的な225社の株価をまとめた、日本株全体の体温計」のようなものです。

2
どうして下がったの?

理由は2つ。お隣・韓国の大きな会社(サムスン)の成績が期待より悪く、AIに使う半導体の会社の株が世界的に売られたこと。そして中東(イラン)で不安なニュースが出て、投資家が慎重になったことです。週の後半は「思ったより悪くない」と半導体株が買い戻され、下げ幅の一部を取り戻しました。

3
わたしたちは、どうすれば?

基本的には「いつも通り」でOKです。今週は上がったり下がったり激しい1週間でしたが、こういう時ほど、あわてて売ったり買ったりせず、あらかじめ決めた積み立てを淡々と続けるのが長期投資のコツです。

※ もっとくわしい数字やニュースを知りたい方は、このあとに続きます。読まなくても大丈夫です。

2主要指数の動き

ひとことメモ:「終値」=その日の取引が終わった時の値段。「前週比」=先週末とくらべてどれだけ動いたか、です。
日経平均株価
68,557.73
▼ −1,186.34円(−1.70%)下落
TOPIX(東証株価指数)
4,036.08
▼ −28.52(−0.70%)下落
グロース市場250
718.88
▼ −14.30(−1.95%)下落
※ 3つの指数がそろって下落しました。特に大きく下げたのは半導体などのハイテク株が多い日経平均で、火曜・水曜の2日間で約2,900円下げたあと、木曜・金曜に約1,700円戻す、という荒い値動きでした。
※ TOPIX(東証プライムの幅広い会社の平均)の下げは小さめ。銀行や証券などお金まわりの会社が買われ、下支えとなりました。

📈 今週の日経平均のうごき(毎日の終値)

月 69,737.69 / 火 68,256.96 / 水 66,819.05 / 木 67,743.85 / 金 68,557.73

月曜はほぼ横ばい、火・水と大きく下げて水曜に底を打ち、木・金で持ち直しました。線の形が「V字(下げてから戻す)」になっているのが今週の特徴です。(グラフはインターネット接続時に表示されます)

出典:株探ニュース(日経平均・TOPIX・グロース250 時系列)、日本経済新聞 マーケット。数値は取得時点のもの。

3値上がり・値下がりの動き

ひとことメモ:「東証グロース」=新しめ・成長期待の会社が多い市場。値動きが大きくなりやすいのが特徴です。

▲ 今週の値上がり(週間・上位3銘柄) 上昇

順位銘柄週間上昇率
1位ビープラッツ▲ +69.6%
2位ビート・ホールディングス▲ +63.6%
3位LiNKX(リンクス)▲ +55.0%

▼ 今週の値下がり(週間・下位3銘柄) 下落

順位銘柄週間下落率
1位日本ケミコン▼ −28.8%
2位太陽誘電▼ −28.4%
3位昭和ホールディングス▼ −26.3%

※ 値下がり上位は、電子部品や半導体に関わる会社が目立ちました。今週の半導体株の売りが表れています。

📊 業種ごとの上げ下げ(週間)

今週は全33業種のうち20業種が下落13業種が上昇と、下げが優勢の週でした。銀行・証券などお金まわりが上昇し、半導体・電子部品・非鉄金属などが下落した、という「まだら模様」が今週の特徴です。

=上昇した業種 =下落した業種
証券・商品 +4.38%、鉱業 +3.33%、銀行業 +2.68%、電気機器 −2.98%、非鉄金属 −4.46%、ガラス・土石 −6.35%

出典:株探ニュース「週間ランキング【値上がり率】【値下がり率】【業種別 騰落率】(7月10日、対象期間7/3終値〜7/10終値)」。

4注目ニュース・来週の見通し

ひとことメモ:「地政学リスク」=戦争や紛争など、国と国の関係で経済や株価が揺れる心配のこと。実際に大きな影響が出るかは、その時々でちがいます。

出典:株探ニュース(今週の早わかり株式市況/来週の重要イベント)/日本経済新聞 マーケット/各社マーケット解説。

5長期投資へのアドバイス(初心者向け)

今週の合言葉は「あわてず、長期目線で」。

今週は、週の半ばに大きく下げてから後半に戻す、いわゆるV字(下げてから切り返す)の値動きでした。2日間で約2,900円下げるなど、途中はヒヤッとする場面もありましたが、こうした荒い上下は相場が方向を探している時によく起こります。日々の上げ下げに一喜一憂しすぎないことが大切です。

下がった原因は、韓国サムスンの決算や中東の不安といった「一時的なニュース」が中心でした。こうしたニュースは、出た瞬間は大きく相場を動かしますが、時間がたつと落ち着くことも多いものです。特定のテーマや1つの銘柄に偏らず、複数の資産に分けて(分散して)長くコツコツ持ち続けることが、初心者にとっての王道です。

下がった週も上がった週も、一定額を淡々と積み立てるやり方(毎月同じ金額で買い続けるなど)は、値動きの荒さをならしてくれます。今週のように下げた週は、むしろ「いつもより少し安く買えた週」ととらえることもできます。あらかじめ決めた自分のルールを守り、短期の値動きで方針を変えないことをおすすめします。

🔭 長期でみる(週ごとの記録)

下の3つのグラフは、毎週のレポートと一緒に1点ずつ増えていく「育つグラフ」です。記録を始めたばかりでまだ点は少ないですが、続けるほど「今週の上げ下げは、長い目で見ればこの程度」ということが実感できるようになります。

🗾 日経平均(日本の代表225社)

週ごとの日経平均終値の記録

🇺🇸 S&P500(アメリカの代表500社)

週ごとのS&P500終値の記録

🌍 オールカントリー(オルカン・全世界の株)

週ごとのオルカン基準価額の記録

※ S&P500は週末の終値(アメリカの市場がお休みの週は、その週の最後の営業日)。オールカントリーは投資信託「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の基準価額(1万口あたりの値段)です。出典:投資の森・Yahoo!ファイナンス。

ひとことメモ:「インデックス投資」=日経平均やS&P500などの“指数(=市場全体の目安)”にまるごと連動する商品を買う方法。1本で自動的に幅広く分散できます。「オルカン(オール・カントリー)」=全世界の株にまとめて投資、「S&P500」=米国の主要500社にまとめて投資、を指すことが多いです。

【筆者の個人的な考え】
私自身が長く付き合いやすいと感じているのは、このインデックス投資です。なかでも全世界株式(オルカン)や米国株式(S&P500)は、1本で世界中・米国全体に自動で分散できるため、「あわてず・長く・コツコツ」を続けたい初心者と相性がよいと考えています。個別の銘柄選びに悩まず、日々の値動きにも一喜一憂しにくいのが良いところです。今週のように日本株が下げた週でも、米国株や全世界株は底堅く、分散の効果を感じやすい局面でした。

※ これはあくまで筆者個人の考え方の紹介で、特定の商品の購入を勧めるものではありません。手数料や仕組みをご確認のうえ、投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。

本レポートは情報提供を目的としたもので、投資の勧誘や特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。
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